校長挨拶

 



東京都立桐ヶ丘高等学校校長 中川 惠

 

 チャレンジスクールのコンセプトは、
好きなときに、好きなものを、好きなところから、好きなだけ、
体験を通して、心のふれあいを大切にしながら、だれもが学ぶ
ことの出来る学校』です。
したがって、チャレンジスクールとは、これまでの教育の中では、自己の能力や適性を十分に生かしきれなかったり、不登校を経験したり、高校を中途退学したとしても、学ぶ意欲や熱意があれば、再度チャレンジできる学校です。
ですから、桐ヶ丘では、入学した生徒の充実した高校生活が実現できるようにと、単位制・定時制の特長を生かした教育活動を展開するシステムを作ってきました。
 特に、授業だけでは単位修得が難しい生徒にも幅広く支援し、学校生活への円滑な復帰を促すために、多面的・重層的な体制作りを心がけています。
そして、都立桐ヶ丘高校は、平成21年度、創立10周年を迎えます。

 


 初代校長が、桐ヶ丘高校開校の理念として掲げたのは、『楽校(がっこう)』です。
 桐ヶ丘高校が目指している『楽校』とは、『楽しい学び舎』であり、けっして『楽(らく)な学校』ではありません。

 このような考えに立って作られた学校ですから、開校当初より『これまでよりも、これから』を合言葉に、学力検査や調査書の提出を求めない入学選抜を実施しております。
 でも、間違えないでほしいのは、『これまでよりも、これから』というのは、あくまでも学校としての『入学選抜に向けての合言葉』であり、みなさんには、『そのうちより、今のうち』という気持ちを持っている人に多く入学してほしいと思っています。そうでないと、桐ヶ丘が用意したたくさんの仕掛けもまったく機能しないからです。
 桐ヶ丘の仕掛けを使ってスイッチを切り替えるのは、皆さん自身です。

 チャレンジスクールは、不登校を直す学校ではありませんし、入学したら不登校が直る魔法の学校でもありません。また、中退を経験した生徒を無条件で卒業させる学校でもありません。

 チャレンジスクールは、これまで自己の能力や適性を活かせなかったり、不登校や中退を経験した生徒たちも含め、リスタートしようという熱意と意欲のある生徒たちが、安心して高校生活を送れるようにと、これまでの学校とは、ちょっと違った教育活動・教育環境を用意している学校なのです。

 桐ヶ丘は、『生徒が自分にチャレンジする学校』です。そのために『生徒の元気や意欲が湧いてくる教育活動』を展開していきます。